2008年03月04日

インターナル・マーケティングが決する優勝劣敗とは

先日の『東芝 HD DVD撤退』に続き、『三菱電機』『携帯電話から撤退』(携帯電話端末事業の終息と経営資源の戦略的シフトによる成長戦略の加速)だそうです。

三菱電機、携帯電話事業から撤退--従業員は再配置へ:モバイルチャンネル - CNET Japan
 三菱電機は1983年に電電公社(当時)に自動車電話を納入して以来、NTTドコモ向けを中心に携帯電話端末を提供してきた。今回の撤退の理由については「市場が成熟化し、携帯電話端末の需要の伸びが見通せない中で、顧客の嗜好がますます多様化する非常に厳しい事業環境の下、足下の出荷台数が減少するとともに、今後の業績改善を見通すことが非常に難しくなっている」という点を挙げている。


japan.internet.com デイリーリサーチ - 携帯撤退の三洋・三菱の所有割合の変遷を追う――携帯買い替えニーズ定期リサーチ(36)
三洋電機の携帯電話事業が京セラに継承されたのに続き、三菱電機も携帯電話事業の終息を発表するなど、このところ、携帯電話業界には再編の波が見られる。

撤退を決めてしまった三洋と三菱の携帯電話事業は、果たしてどのような状況だったのだろうか。



三菱電機と言えば、三菱グループの基幹企業の一つ『三菱重工』から分離した、まさしく重電メーカーですね。


東芝の記事のタイトルは『選択と集中、優勝劣敗』として、

結果的には選択と集中に見えるが、そもそも市場に参入した時点で、専門家たる『ソニー』『松下電器』などの弱電メーカーに戦いを挑んだわけですから、当初から優勝劣敗になる可能性が高かったであろうことを、わたしなりに書き残してみたわけです。


今回の三菱電機も確かに軍用の通信機器や設備を作ってはいるものの、それはあくまでもBtoBの、しかも相当特殊な市場であって、

携帯電話のようなBtoCの家電市場では、顧客も販売手法も全く異なるわけですから、そう簡単に組織がついてきてくれないのだと思うわけです。


「大きな仕事(金額?)がしたくて重電メーカーに入ったのに、なんで自分が弱電なんかを担当させられるんだ」

こんな愚痴が有楽町界隈などで交わされていたかどうかは定かではありませんが、近からずとも遠からずではないでしょうか?


経営戦略など、いくら論理的で崇高なプランを掲げたとしても、現場の組織をモチベートさせられるようなインターナル・マーケティングに穴があれば戦術が有効に機能せず、戦略が「机上の空論」に終わってしまいがちであることを痛感した次第。


mixiに書いた下記コメントがつながりました。

[mixi] マーケティング | インターナル・マーケティング
課長007
「組織内部の動きを外部と同期させる活動」
と捉えてます。

標語にするなら、「ESなくしてCSなし」
でしょうか。:-p

コミュニケーション・チャネルは、
・外向けはいわゆる広報宣伝媒体
・内向けはイントラネットや社内SNS、社内報

どちらも、現場のヒトを顧客とセットで登場させるとレスポンスが高まる。

しんどかったのは、
社内各所の宴会に顔を出すなどして、まず自分たちの活動の意図を認知してもらうことでしたが…

社長ブランディングで一石二鳥といった手法もありますかね?



とある市場で優勝劣敗の「優」に位置する企業や組織が、異なる市場でもその地位を獲得できるとは限らないわけですね。


わが社の新サービスがこの3月にβ公開されるんですが、

これは既存市場の一部分にフォーカスしたサービスなので、前述のようなケースほど難易度は高くないにせよ、同じような罠・トラップはきっと随所に仕掛けられているのでしょう。

この新サービスの正式公開までの間もそれ以降も、

きちんとインターナル・マーケティングを展開し社内外の叡智を結集させていくことで、社員と事業を共に成長させていくドライバーに仕立てあげたいと思います。


え?

担当外なのに、なぜかって?


この新サービスが事業成長のドライバーになると踏んで入社したという経緯は当然として、

今担当している分野の収益責任が、少しでも軽くならないかなという甘えた思考の

清濁混在しております。(((^_^;)


参考情報:

すぎたメモ インターナル・マーケティング
インターナル・マーケティングという言葉をご紹介します。小生ビジネスで、こだわっていこうと思っている概念です。

インターナル・マーケティングとは、従業員を会社の内側のお客さんに見立てて、従業員を満足させる施策を打つことで仕事のクオリティを向上させ、その結果顧客満足をアップさせようとする考え方です。

↑mixiのトピックで『松尾順』さんが紹介されてました。


インターナル・マーケティング 円滑なコミュニケーションだけが組織の実行力を向上する(1) | コラム | ミツエーリンクス
ビジネスの改善を本気で考えるなら、こうした日々の現場のコミュニケーションに分け入らなくてはなりません。実際のコミュニケーションの現場から事実を見つけ出し、同時に、どんなコミュニケーションの欠如が事態を悪化させていたかという真相をあなたは知る必要があるわけです。

遠くの顧客より、近くの社員

↑棚橋さんのブログ『DESIGN IT! w/LOVE』


インターナル・マーケティング―内部組織へのマーケティング・アプローチ
インターナル・マーケティング―内部組織へのマーケティング・アプローチ木村 達也

中央経済社 2007-05
売り上げランキング : 262522

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
サービス・マーケティング入門 (日経文庫 E 50) リレーションシップ・マーケティング―ビジネスの発想を変える30の関係性 リサーチ・デザイン―経営知識創造の基本技術 社会的責任のマーケティング―「事業の成功」と「CSR」を両立する なぜ社員はやる気をなくしているのか

■BOOKデータベースより
優れた統合的なマーケティングを行うには、まず内部組織での協働が必要であり、その内部組織に対するマーケティングの機能と役割を多角的に分析し新たな体系を再構築した労作。
■目次:
第1章 本書の目的と構成
第2章 インターナル・マーケティングの基本概念
第3章 マーケティング組織に関する先行研究
第4章 インターナル・マーケティングとR&D
第5章 マーケティングとR&Dの連携に関する実証研究
第6章 インターナル・マーケティングとセールス
第7章 インターナル・マーケティングと人的資源管理
第8章 サービスにおけるインターナル・マーケティング
第9章 主要な課題と実践への提案
第10章 まとめと今後の課題

posted by 課長007 at 08:42 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - インターナル・マーケティングが決する優勝劣敗とは
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリ
gooリサーチモニターに登録!



キーワードアドバイスツールプラス アクセスアップ・SEO対策・検索エンジン登録