昨今、株式公開(IPO)を目指す企業の経営者が
「社会の公器になる」
なんてスローガンを掲げるのとはレベルが違ってました。
「客を満足させるサービスとは?」2008年2月18日放送
ゲスト:窪山哲雄
(ザ・ウィンザー・ホテルズインターナショナル
代表取締役社長)
【放送内容】
今年7月、北海道の洞爺湖でサミットが開催される。
その会場に選ばれたのが高級リゾートホテル「ザ・ウィンザーホテル洞爺」だ。
一時は経営破たんし、閉鎖に追い込まれたこのホテルを、サミットの舞台にまで再生させたのが、窪山哲雄社長である。
『感動のサービス』や『ホスピタリティ』という言葉がどんどん陳腐化していっている昨今、この『公器』という言葉にちょっとした衝撃を受けたわけです。
「ホテルは公器だ」
これは、かつて窪山氏が務めたニューヨークのホテル『ウォルドルフ・アストリア』でのエピソードらしい。
『ニューヨーク大停電』に際して、ウォルドルフ・アストリアの支配人は近隣の浮浪者をホテル内に受け入れ、ロウソクを配った。
格式と伝統を誇り、日本の天皇が利用するようなこのホテルが、である。
そこに素朴な疑問を感じた窪山氏が支配人に質問したところ、帰ってきた言葉が、
「ホテルは公器だ」
とのこと。
その後、日本で起きた『阪神・淡路大震災』の折に、日本のホテル・旅館は同じような行動を取れなかったことを窪山氏は残念がっていたようだった。
要するに、↓視野の狭さというか、甲斐性のなさというか…
コーポレートガバナンスとは何か : SMBCコンサルティング
【Q】コーポレートガバナンスとは何か
最近コーポレートガバナンスという言葉をよく耳にします。コーポレートガバナンスとはどういう意味で、中小企業においてそれを効果的に導入するにはどのようにすればよいでしょうか?
【A】「会社は社会の公器」と認識すること
たくさんのステークホルダーに対して正しく経営をすること
〜中略〜
社会の公器とは、従業員や取引先、顧客などたくさんの人に喜ばれることであり、良い商品・サービスを提供して利益を出し、再投資し、さらに利益を出し続けることが、会社の役割です。赤字では、会社が存在できなくなります。
↑こういうことでは、『コンプライアンス不況』などというおかしな状況が生まれても仕方がないのだろう…
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■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
窪山 哲雄
1948年福岡県生まれ。71年、慶應義塾大学卒業。75年、米・コーネル大学ホテル経営学部を卒業後、ニューヨークのウォルドルフ・アストリアホテル、ホテルニューオータニ、東京ベイヒルトンなどを経て、長崎のハウステンボス内にあるNHVホテルズインターナショナル(現ハウステンボスホテル事業部)社長に。97年に株式会社ザ・ウィンザー・ホテルズインターナショナルを設立、社長就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)