探し物は、社員の中にあります。
people ready business
社員力を、経営力に。
時代に則したよい広告だと思います。
とはいえ今回は、『広告コピー・ログ』ではなく、マネジメント・ネタとして考えてみます。
まずは広告主のサイト、「“社員力” 強化プロジェクト」なるランディングページで「ワークスタイル分析」をやってみました。
企業において、ビジネスの成功をもたらす最も大切な経営資源は社員です。マイクロソフトでは、お客様企業の社員一人ひとりが IT を最大限に活用し、理想のワークスタイルの実現をサポートしていくことに取り組んでいます。あなたの会社の IT は、社員の力をうまく引き出せてますか?
当然コンテンツは、「企業内のIT活用力診断」ですね。
でも、この崇高な「社員力」というメッセージの落としどころがビジネスインフラのITでは、ちょっと物足りなくないですか?
そもそも、社員力とは何なのでしょう?
【トップ講演】People-Readyビジネス〜社員力による経営イノベーション〜--平井康文氏 マイクロソフト 執行役専務エンタープライズビジネス担当:ITpro
イノベーションの決め手はソフト
社員が持つ潜在能力、想像力、問題解決力、モチベーションを維持し、発揮させるためには、それを支える情報基盤が必要となる。具体的に挙げれば、チームワークやコラボレーションを実現するIT基盤、セキュリティ対策やコンプライアンス順守のための基盤、無線LANやモバイル機器などを常時接続するネットワーク環境、情報を可視化したり分析したりするツールなどである。
やはりHow中心
“ITありき”なんですね。
もっとスッキリするメッセージを、以前掲載した『君の成果物に神は宿っているか?』からご紹介。
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「あの会社で働きたい!」
そう思わせる要素の一つが「社員力」ではないでしょうか?
そんなネタをいくつかピックアップ。
まずは折り返しから、
休め、働くな、よきに計らえ!
“人・物・金・情報”が大切?
ないないづくしの中小企業が、そんなステレオタイプなことばかり言っていて、これからの時代、本当に会社を伸ばしていけるのか。
大事なのは「社員のやる気」だ。社員をして100%頑張らせるのが社長の仕事である。だから私は、ずっとこれ一本でやってきた。
「休め、働くな、よきに計らえ」−−−−。
スループット経営の権化(?)のようなメッセージですね。^^;
いらんかもしれんけども、いるかもしれん。そんなとき、いずれは必ずいることになるだろうと考えるのがプラス思考だ。いらないかもしれないと悩むのはマイナス思考である。
“もしも”という言葉を使うな! ダメやったら、別の方法を考えればいいではないか。それがミライイズムや
経営と言うものは、「経験則」があってはじめて成立するもんや。経験がないのに、ものごとを判断するのがいちばん怖いことだ。
イエスマンばかりを自分の周囲に集めてはいけない。なんでも言いなりになる人間を自分の周りに配していれば、それは気持ちのいいことかもしれない。小さな自己満足も得られるだろう。だが、それでは会社は社会的な存在とはなり得ない。
そして名言集
うちが高いわけではない。他が安いのだ
ヒット商品を生むには売り方がある
選択肢があるから利益率の高いものが売れる
ホウレンソウなんてくそ食らえや
社長の仕事は社員の不満を消すことだ
ノルマなんていらない
日本一労働時間が短い会社
休んでたら、売上が伸びた
私はケチである
経験もしないで弱音を吐くな
社員には100%性善説で接するべし
100%がんばらせるのが社長の仕事
社員の既得権を侵すべからず
逆らうやつを出世させろ
ユニークなメッセージを実行していて、株式上場を果たされたのだからスゴい!
■裁量労働
は、「よきに計らえ」ですね。
■年功序列
■終身雇用
は、有りだそうですから、
■結果主義
■成果主義
は、介入の余地がないのでしょう
ITだけで効率化させても、それは労働強化につながりやすい。
なにせ“効率化”って、ヒトをキカイとを同列にみなす視点ですよね?
…
…
…
ミンツバーグ先生に敬意を表して、
マネジメント力=クラフト(経験)×アート(直感)×サイエンス(分析)
に、準拠すると、
社員力=アクション(行動)×イマジネーション(創造)×リノベーション(革新)
で、いかがでしょう?
少なくとも、
社員力が高い企業は、↓商品力も高いはず
マーケティング力=集客力×販売力×商品力
なので、
その社員力は、従業員満足が前提
従業員満足が高い企業は、顧客満足も高いはず
だから、楽して儲けられるんじゃないですかね?
また、「休みが多い会社」というのは、BtoBマーケティングにおいて最強のブランド力を持っていると思います。
◎対、商品市場では
顧客や取引先が「休みの多さ」に理解を示してくれるようになれば、社内外のコミュニケーションが凝縮・活性化され密度の濃いものになり、品質も生産性も上がるはず。
◎対、労働市場では、
雇用が安定化すれば“経験知”の継承がとても容易ですし、その上でカイゼンの風土さえ根付かせられれば、イノベーションにつながります。
「社員力」が企業情報の重要な評価項目の一つとして位置付けられるようになれば、我が国を“美しい国”にすることも、現実味を帯びてくると思いませんか?
以下、過去ログから関連記事をピックアップ。
みんなの課長 オープン!!
疲弊した職場環境では社員達の孤立化がどんどん進み、あのトヨタでさえ、品質管理に問題を来たしている現状があります。
経営トップがそこに気付き対処できている企業はよいでしょうが、トップ達が経験した時代とは環境が変わりすぎていて、そのリスクに気付くことさえできないはずです。
ES 従業員・社員満足で業績向上
そんな金があったら、既存スタッフの意欲を引き出し、達成感を味わってもらい、長く勤めてもらうことに投資する方が生産性も高いはずですよね。
企業の目的とは
「事業成長によってステークホルダーの期待に応え続けること」
分解するなら、こんな3条件でしょうか?
■価値を認めてくれる「顧客の創造」
■価値を生み出している「従業員の進化」
■価値から得られた「利益の循環」
マネジメントとは
以前掲載した、『マネジメントするコトしないコト』
マネジメントとは、リソース(ヒト・モノ・カネ)を継続的に活用するためにリスクとバッファを管理すること
よりも、
経営力=先見力×分析力×決断力
の方が、
↓クラフト×アート×サイエンスに近かったですね
仕事とは
仕事とは、群れで生きる動物=人間が、群れに所属し続けるために担う役割を遂行すること
こういうものだと考えております。
と、これで終わってしまってはあれなので、
働くということ
ホワイトカラーエグゼンプションと裁量労働制
成功とは
成功=発見×挑戦×失敗×復活×収穫
こんなサイクルなら、幾度となく回してきた気がします。
過去の成功体験に安住しないための“発見”や“挑戦”だけでなく、いわゆる不労所得なコドモたちが求める“安易な成功”とは異なり、“失敗”と“復活”の量と質がミソかね。
成果主義+能力主義=貢献主義
小職の考える数式だと「成果=(能力+応援)×思考」ですが、“能力”には“行動”も含むと解釈できそうです。
とどのつまり、
MBA的な企画屋・分析屋思考に陥っていまっている経営者・マネジャーが多いと思いますが、彼らは組織のバイタリティがどんどん低下していっていることに気づくことはないでしょう。
そんな彼らが「モチベーション・マネジメント」「コーチング」などのテクニックやメソッドをいくら駆使しても、そもそものバイタリティが低下しているわけですから“焼石に水”なんだと思うのです。
儲けを生み出す人事制度7つのしくみ―感動の人事制度はこうつくれ!
| 新・日本型経営モデル | |
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■BOOKデータベースより
「旧日本型経営」は完全に崩壊した。「年功型人事制度」も「成果主義」も過去のものとなった。「人」を大切にしながらも、「仕事の付加価値」を評価の対象にする人事評価システム、これこそが組織を活性化させる最も有効な起爆剤である。かつて世界中から称賛された日本型経営。その新たな21世紀型モデルがここにある。
■目次
序章(日本社会のボトルネック
日本型経営は完全に破綻した ほか)
第1章 なぜ日本企業は衰退するのか(日本型経営とは
日本型経営は完全に崩壊した ほか)
第2章 どうすれば会社を変えられるか(変革に必要な五つの覚悟
経営者の責任とリーダーシップが不可欠 ほか)
第3章 CVA導入によって本当に会社が変わった(ある電機・電子部品メーカーA社の事例
新潟県長岡市の牛乳販売会社の例)
第4章 3Pコンセプトに基づくCVAはこのような会社をつくる(モチベーションの高い会社をつくる
愚痴より行動する会社をつくる ほか)
第5章 日本再生への道(企業再生は外科手術だけでは不可能
中小企業の経営者は目を覚ませ ほか)
■出版社/著者からの内容紹介
「年功序列」「終身雇用」「企業内組合」に代表されるかつての日本型経営は世界から称賛された。しかし、もはやそれは遠い過去の話でしかない。
「成果主義」導入も多くの企業で失敗したといわれる。
なぜ、日本型経営は崩壊したのか。その理由を価値創造経営からの離脱と位置づけ、これまでの「人基準」という経営のOS(オペレーティングシステム)から、「仕事基準」のOSに変えることによって、国際競争に勝つ経営ができると著者はいう。
「仕事基準」とは成果主義とは違う。それは市場の価値観と一致させ、かつ「人」を大切にする経営評価基準である。
キヤノン、花王をはじめとする数多くの優良企業の人事改革コンサルティング業務を指揮してきた著者が、国際競争に勝つための「新・日本型経営モデル」を提唱する。
■あとがきより
仕事基準はきれい事ではない。儒教的君子論でもなく、本音と建前がいつも同じである。総論と各論も同じである。人間は、弱いもの、失敗するものという前提に立ち、努力、挑戦と失敗には寛容であり、敬意を表する。しかし、ルールを犯すものに対しては厳罰をもって対処する。



これからの時代に










