
以前参加表明していた『BEATセミナー』に行ってきました。
日時: 2007年1月13日(土)午後2時より午後5時まで
場所: 東京大学 本郷キャンパス 工学部2号館北館 9階 92-B教室
当初は「子どもとSNS」というタイトルでしたが、それではspecificになってしまうので、広めの概念に変更されたそうです。
今回は転職1週間でヘロヘロでしたから、メモを取るより寝ないことが使命。^^;
やはり、参加して大正解でした。
詳細は、追ってBEATセミナーのページに掲載されますので、ご興味おありの方はウォッチ対象に加えていただければと。
以下、スピーカーと要約
ソーシャル・ネットワーキング・サービスの利用状況
東京経済大学 教授:川浦康至氏(社会心理学)
Kawaura's Interspace/Works ← こちらのサイトなどで公開されている調査結果などを用いて、ネットコミュニティの動向について考察。
GREEに対して後発のmixiがブレイクスルーできたポイントは、以前からあるパソコン通信のフォーラムや掲示板といった形態に固執せず、“日記”という自由な発信の場に注目したことで、ユーザー層をマジョリティ(*)にまで広げることに成功したと言えそうですね。
「既出です。先に調べてから発言してください。」
「根拠となる事実は?」
せっかく意欲や興味を持ってコミュニティに参加しても、こんな攻撃する連中に占拠されてたら、ニューカマーは参加したいと思えませんよね。(笑)
(*)参考:『ロジャースの普及理論』
株式会社魔法のiらんど お名前失念
無料ホームページ作成サービスとして、1999年12月にスタートした「魔法のiらんど」は、ユーザーの口コミで瞬く間に広がり、わずか6年で累計会員数450万人を超える日本最大級のコミュニティ・サイトに成長しました。株式会社魔法のiらんどは、このサービスを利用する10〜20代のユーザーに対して、ホームページ作成サービスだけでなく、Eコマース、公式コンテンツ、広告配信など、様々なサービスを提供することで、事業を拡大していきます。
といった、ケータイが使えるWebサービスの概要と課題、特徴についてプレゼン。
会員数が増加し続けている理由は、『アイポリス』という自動+有人のサイト監視システムにより、安全と安心が提供されているところがポイントのようです。
アイポリスは「魔法のiらんど」内のコミュニティを巡回し啓蒙活動や警告あるいは削除を行うサイト監視システムです。
株式会社ローハイド CEO:横濱悠平氏
・目指せ!!親子で安心して使えるインターネット造り
・子どもたちに『愛』と『勇気』と『正義』を!!
・インターネットで造る明るい未来。
目まぐるしく進化し続けるWEBの世界。保護者の方や子どもにとっても実に便利な世界に なりつつあります。そんな時代の中、ローハイド. は親子に優しい親子のための、 インターネット・サービスを企画提供し続けます。
終了後の懇親会でお聞きしたら『'76世代』の横濱さん
立ち上げたばかりの“逆18禁"オンラインカードゲーム『トイスタ』(完全子ども専用SNS)について、ビジョンやコンセプトを熱く熱く!語っていらっしゃいました。
やはりこちらも“安心”がキーワード。
NHK教育テレビの取材では、居間に置かれたパソコンで親子がコミュニケーションする姿なども紹介されたようで、子ども達が拒否反応を示さない程度の距離感で親を巻き込んでいこうとされているところがポイントでしょうか。
グループディスカッション
受講者同士を小グループに分け、次のパネルディスカッションに対して質問や意見をアウトプットするのですが、我々のチーム3名はほぼ同世代ということで、自分達が子どもだった頃の笑い話なども交えつつ、下記アウトプットをまとめました。
自由と制約
ネットを、しかも情報リテラシーの低い子ども達に使わせていくにあたって、そのどちらにウェイトを置いているか。その時の課題や対策などをお聞かせいただきたい。

我々人間は、『群れで生きる動物』ですから、「自己の確立」と「他者との交流」は生存欲求とも言えるわけで、それをオンライン上で実現してくれる「日記」と「掲示板(+管理人)」は、SNSに集めた会員を満足させ、維持・活性化させるのに必須の機能なんでしょうね。
懇親会
今回が初めての参加でしたが、ローハイドさんやアイポリスさん、他の受講者や主宰者の山内先生及び研究室の方々と意見交換でき、充実した時間にすることができました。
しかも、あれだけ一人でグビグビ呑んだのに割り勘...
この場を借りまして、御礼と共にお詫び申し上げます。m(_ _)m
過去の参加履歴
メタボリックなヘビースモーカー2006年12月09日
第7回:健康とICT 〜Web2.0で健康に?!〜
Web2.0で創る『みんながちょっとづつ頭がよくなる世界』2006年06月25日
第2回:Web2.0で創る『みんながちょっとずつ頭がよくなる世界
次回3/24(土)は年度末の繁忙期ではありますが、3年間の寄付講座の総括と成果発表とのことですので、何とか都合つけて参加したいところです。
参考:SNS関連記事
『【セミナー】SNSはビジネスにどう役立つのか?』2006年12月12日
SNS,ソーシャルネットワーキング.jp: 2007年のSNSは「収益化」の1年だ。
J-CAST ニュース : 07年に評価されるSNS 非日常性と「穏やかさ」
子どもの夢を育むコミュニティースクール―教育ボランティア連携の手引き | |
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MARCデータベースより
「夢育の学び舎」構想の実践により、家庭や地域と共に創り出す開かれた学校づくりの推進活動を凝縮した実例集。