そんな私を救っていただきに行ったわけではありませんが、「健康とICT」とタイトルされたセミナーに参加してきました。
夏にも参加した東京大学のBEATセミナーですが、今回のキーワードは『行動変容』
マーケティングの「AIDMA」の最後の“A”=Actionの探求です。
取急ぎのケータイ投稿につき、詳細は後ほど

BEAT Seminar『健康とICT』
〜Web2.0で健康に?!〜
日時:2006年12月9日(土曜日)午後2時より午後5時まで(午後1時半開場)
場所:東京大学 本郷キャンパス 工学部2号館1F、211講義室
●企画趣旨説明
山内祐平(東京大学)
【課長007】
“教育的活動の3つの目標”として、
☆知識習得
☆問題解決
★行動変容
があるそうですが、今回は最も難しい「行動変容」を支援・促進するためにICTが活用されている「健康」分野からの先進事例として3件を紹介。
●プレゼンテーション1
「インターネット禁煙マラソンプログラムについて」
三浦秀史(禁煙マラソン事務局長)
高橋裕子(禁煙マラソン主催/奈良女子大学教授)
【課長007】
高橋裕子氏は消化器内科の医師として、国内で初めて「禁煙外来」に取組まれたとのことで、このセッションは予防医学からのアプローチ。
“禁煙”に取組む際のステップやプロセスは、喫煙者のほとんどが容易に想像しやすいもの。
禁煙マラソンのステップ

トレイニーはトレイナーになることでスキルアップする
これは小職がシステム運用セクションでユーザー教育に取組んだ時に体験・実感した原理・法則(?)ですが、禁煙マラソンも同じ考え方で運営されているようです。
ただ、そういった知識だけでは途中で挫折してしまう人がほとんどで、ご多分に漏れず課長007もそこに含まれるのですが、禁煙マラソンの場合にはそれを支える仕組みがスゴい!
禁煙マラソンの支援システム(仕組み)

いわゆる一般的なピラミッドの考え方とは真逆!
熟練すればするほど仕組みの下位層に降りていき、より未熟な人を“支える”という概念が図式化されており、禁煙を継続・永続させるための仕組み・システム・メカニズムが見事に可視化されていると思います。
ある意味、初心者という“弱者”が最上位にあり、自信と経験を兼ね備えた“強者”がそれを支え、そうすることで更に強固で民主的な“強者”が育成される。
これは、何らかの目的を持ったコミュニティを形成する際に、そのコミュニティが自立的に発展していくための普遍的なシステムだと思います。
そんな“拡大再生産”システムを実現できているコミュニティがあることを教えていただいたことに、心の底から感謝いたします。m(_ _)m
ちなみに、今日の3件の中では最も“ICTに依存しない仕組みと仕掛け”と感じました。
「メーリングリストへの投稿は1日1件まで」と投げやりになりがちなランナー達の自己抑制を促し、「じっくり考えてから投稿する」というインターネットの世界で最も注意しなければならない「スパム」や「炎上」を抑止できるルールが運用されているところも秀逸と言えそうですね。
●プレゼンテーション2
「かわるナビ 〜生活改善応援SNS〜 について」
渡辺敏成((株)リンクアンドコミュニケーション代表取締役社長)
【課長007】
こちらは身近なビジネス領域からのマーケティング的なアプローチ。
「Health 2.0」に取組む「健康産業」セグメントへの、「生活習慣病」ターゲティングから、「コミュニティ(SNS)」ポジショニングによる広告モデルの紹介です。
まずは「習うより慣れろ」で、小職も本名で登録してきましたので、折を見て使用者レポートを掲載させていただければと。
●プレゼンテーション3
「 NIKE + iPod = Nike+ のご紹介 (仮)」
小湊啓爾(アップルコンピュータ(株))
小畠 元(アップルコンピュータ(株))
【課長007】
これはもう、アップルの“ブランディング”におけるコラボレーション事例といった方がわかりやすいかもしれません。
http://nike.com/nikeplus/
↑このサイトにアクセスすると、世界中のランナーの走行距離を表示するカウンターがグングン伸びています。
そのカウンターの上にある「地球」のアイコンを表示すると、トップページで日本語表示を選択した場合は日本地図が表示され、どの地域の誰がどれぐらい走行データをアップロードしたかがリアルタイムで表示されてます。
ダウンロードは🎥こちら
NIKE + iPodのデモ風景Apple Nike + iPod Sport kit MA365J/B | |
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P.S.12/11(月)
ミクシィに公認コミュニティがありました。(481人参加中)
[mixi] [NIKE公認] NIKE+ コミュニティ
本コミュニティ(http://mixi.jp/view_community.pl?id=1621242)は、mixiとNIKEのオフィシャルコミュニティです。
※2007年5月31日(予定)までの期間限定コミュニティです。
(運営:株式会社ナイキジャパン)
●グループディスカッション
(参加者の方にグループで話し合って質問を出していただきます)
【課長007】
お近くの3名であれこれ感想・意見を出し合い、「コミュニティ運営の経済的な裏支え〜コスト負担・回収モデルは?〜」と、取り上げてもらえそうなところに絞って質問記入させていただきました。
●パネルディスカッション
メンバー 登壇者 3名
コーディネータ 東京大学 山内 祐平 (BEATフェロー)
【課長007】
■みんなの意見は案外正しい
■自分が楽しい、だからみんなも楽しい
■人はそもそも変われる生き物である
以上3点が本日得られたキーワードです。
「みんなの意見」は案外正しい | |
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BOOKデータベースより
インターネット検索エンジンのグーグルが、何十億というウェブページから、探しているページをピンポイントで発見できるのも、精密な選挙結果の予測ができるのも、株式市場が機能するのも、はたまた午前二時に思い立ってコンビニで新鮮な牛乳が買えるのも、それはすべて「みんなの意見」、つまり「集団の知恵」のたまものである。一握りの権力者たちが牛耳るシステムの終焉を高らかに謳い、きたるべき社会を動かす多様性の底力を鮮やかに描き出す、全米ベストセラーがついに上陸。
目次:
集団の知恵
違いから生まれる違い―8の字ダンス、ビッグス湾事件、多様性
ひと真似は近道―模倣、情報の流れ、独立性
ばらばらのカケラを一つに集める―CIA、リナックス、分散性
シャル・ウィ・ダンス?―複雑な世の中でコーディネーションをする
社会は確かに存在している―税金、チップ、テレビ、信頼
渋滞―調整が失敗したとき
科学―協力、競争、名声
委員会、陪審、チーム―コロンビア号の参事と小さなチームの動かし方
企業―新しいボスって、どうよ?
市場―美人投票、ボウリング場、株価
民主主義―公益という夢
MARCデータベースより
交通渋滞の解消やテレビのクイズ番組、株式市場、選挙予測からグーグルに至るまで、幅広く興味深い逸話とケーススタディを繰り出して、当代きってのコラムニストが全米の話題をさらった噂の本。
BOOKSスタッフレビュー
強引な社長や独りよがりの専門家が下した判断よりも、何も知らない素人の集団の判断の方が、実は正しい。カリスマCEOよりも賢い意思決定の方法を具体例で紹介。「烏合の衆」が秘めた驚くべき潜在能力とは?
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BOOKデータベースより
ソーシャル・ネットワーキングを活用した『コミュニティ・マーケティング』と『顧客クラブ』という新たな手法が急速に展開し始めた!この、21世紀型・最新マーケティングについて、アメリカ・日本での最新事例を紹介しつつ、その魅力に迫る。
目次:
序章 『コミュニティ・マーケティング』と『顧客クラブ』
第1章 ソーシャル・ネットワーキングの基本的な視点を深く理解しよう
第2章 ソーシャル・ネットワーク・マーケティングの台頭
第3章 経験マーケティングの新しい進化
第4章 多様に分岐するソーシャル・ネットワーキングの方向
第5章 米国におけるソーシャル・ネットワーク・マーケティングの動向
第6章 自社の顧客クラブ、ブランド・コミュニティの立ち上げ手順
第7章 ソーシャル・ネットワーク・マーケティングの未来像
MARCデータベースより
ソーシャル・ネットワーキングを活用した「コミュニティ・マーケティング」と「顧客クラブ」という新たな手法が急速に展開し始めた! このマーケティングについて、アメリカ・日本での最新事例を紹介しつつ、その魅力に迫る。
参加すれば良かったと後悔してます。
講座のタイトルに惹かれるものがなかったので気になっていたのですが、見送ってしまいました。
課長さんのお薦めセミナーは要チェックしておきます。
当たり外れがありますから...主催者の本音です。^^;
すでに多くの方々がマインドコントロール
的でしかも商業的な手法に批判の声が
あがっています。
そもそも禁煙できずに脱落した人を
参加不適格者として除外し
不当に高い成功率を喧伝し
奈良女子大学の教授の地位を手に入れました。
ボランティアに支えられた社会奉仕活動
との謳い文句で始めたのに、
ITビジネスとして売り込みが
計られ商標登録までされました。
ボランティアだと信じて無償で
後輩の喫煙者の禁煙を支援してきた
人から多額の講習会費をまきあげ
なおかつ無償労働を強いる。
こういう集団を許してはいけません。
でも、正体不明はちと困る。
http://www.jascs.jp/
ご覧になって判る通り、会則なし
委員会無し・・発足して一年近いのに
この状態です。
実質、高橋・三浦・
中村・野田・富永の私物ですが
マスコミへの浸透を図っているために
日野原さんたちが騙されて推薦状を
書いています。
もともと高橋はコピーをさも
オリジナルの如く見せかけて
売り込むことに長けています。
禁煙指導絵本の盗作問題も握りつぶして
しまいましたし、
禁煙科学会は禁煙学会の
パクリそのものです。
マラソンの成功率についての
報告が学会向けとマスコミ向けで
大きく食い違っているのを
マスコミが誤報したとうそぶいていますが
訂正もせずその間違ったデータで
次のマスコミに売り込んでいます。