例えば、モバイルECは順調に伸びるでしょう。買いたい時に買えるようにしてあげるわけですから。
ただ、ケータイECは健全に伸びるとは言い難いわけですね。
日本のウェブが残念なのは、ガラパゴスケータイという下衆メディアが独自の進化を遂げた成果ではないか
あと、モバイルECとかケータイ通販についても、某大手モールに出店しているアパレル企業が嘆いていたのですが、
「ケータイ客は返品やクレームが多いので、集客すればするだけ損失が大きくなる。」
「しかもそんな暴れん坊は若者に限った話ではなく、F2やM2の方がタチが悪い。」
のだそうです。
そりゃ、そうですよね。
下衆メディアからやってくる顧客に、ハイブロウな立ち居振る舞いを期待する方がムリってもんです。
このエントリーの『はてブコメント』を見ると、下衆メディアってコトバがそこそこインパクトしたようですね。^^;
これ、決してネガティブではなくポジティブに捉えていただきたいコトバでして、自分専用のPCを持たない若年層だったり主婦層だったり、ガラパゴス・ケータイだけでインターネットを利用するセグメントを称してみたわけです。
そうなんです。
海外では『デジタルデバイド』になってしまうのに、日本では、インターネットを利用する機会を、ガラパゴス・ケータイによって得ている層が確実に存在するはずなんです。
PCベースと思われる『インターネット人口』に、勝手に加えた「ガラパゴス人口」を加えると、日本のインターネット利用者比率は、堂々の世界第1位!になるのです。多分。
ComScore、世界のインターネット人口10億超と発表 2009年1月25日
2008年6月30日現在での世界のウェブ閲覧人口は15億人とされる)。いずれにしても、世界の人口のまだ15ないし22%しかインターネットにアクセスできていない。本当の意味で世界がインターネット化するにまだまだ時間がかかりそうだ。
このデータに、思い付きのガラパゴス人口を加えてみて、『G7・主要先進7カ国』を比較してみる。
※ガラパゴス人口(ケータイだけでネット利用する人)はエイヤーッ!で、日本:3,000万人、他国は一律に100万人としてますから、いい加減極まりないデータで申し訳ないんですけど、インプレスあたりの情報などお持ちの方がいらしたらトラバでもしてやってください。
で、各国の『総人口』に対する「インターネット人口+ガラパゴス人口=インターネット利用者」の比率を比べるとこうなります。
『国のインターネット普及率リスト』とか、ブロードバンド先進国の韓国が比較対象に含まれていないとか、多々ご異論おありでしょうが、「ガラパゴス・ケータイという独自の進化が、デジタルデバイドの解消に一役買っているのかどうか」が着眼点なので、突っ込みはそのあたりに絞っていただければ幸甚の限りです。
なので、海外で言われる「モバイル」という極めて大雑把な概念の中で、「ガラパゴス・ケータイ」をきちんとポジショニングさせてあげましょうということです。
* ノートPC ← これがいわゆる世界の「モバイル」
* スマートフォン ← 小さいPCだからここまで「モバイル」
* ケータイ ← ブラウザを持つ「ガラパゴス」
* 携帯電話 ← あくまでも電話+SMSというデバイス
キャリア各社も、通話料を語る時は「携帯電話」でいいけど、インターネットを語る時は「ケータイ」と称するなどして、自身のグローバルネットワーク作りや端末メーカーの海外展開に向けたブランディングを心がけて欲しいものです。
じゃないとホントに、中国に呑み込まれてしまいますよ。
レコードチャイナ:インターネットユーザー3億人以上、携帯経由が急増―中国
レポートによると、08年6月末現在の中国のインターネット普及率は25.5%。ネットユーザー数は08年末比13.4%(約4000万人)増の3億 3800万人となり、このうち携帯電話によるインターネット利用者が1億5500万人(約46%)を占めている。携帯電話によるインターネット利用者数は、08年末に比べて32.1%増と急増しており、その原因として政府及びキャリアによる積極的な普及推進や3G(第3世代)サービスの本格化が挙げられている。また、ブロードバンドユーザーは3億2000万人で、ネットユーザー全体に占める割は08年末比3.7ポイント増の94.3%となった。
新興国の通信インフラ整備は、有線より無線=携帯電話がコスト効率も良いわけで、我がガラパゴス・ケータイを拡販する余地は十二分に用意されていると思うんですけどね。
ケータイのようなPCからの脱却|WebマーケのROIって何だ?
が、結論としてアイフォーンは買わなかった。
なんせメアドを引き継げないのと(今はドコモ)、
コールセンター利用料が1回3800円と、
ありえないくらいの金額だったためだ。
さすが殿様営業のアップルである。
やむなくドコモで探したところ、
T芝製のがタッチパネルでPCのように使える模様。
ややレスポンスの遅さが気になったが、
機能として必要十分のため、いいかな、と思った。
が、致命的な問題があった。
ケータイとしてありえないほど、でかい。
明らかに片手に収まらない。
T芝は無骨なデザインが売り?かもしれないが、
デザイン云々以前に、でかい。
でかさにイライラを感じたため、T芝の友人に話したら、
「あのケータイ駄目なんだよ」
とのこと。
T芝の次のバージョンに期待である。
話しはそれたが、
ケータイのようなPCからの脱却の日は、まだ先そうである。
スマートフォンは、「小さいPC」ですからね。
携帯電子チラシサイトと家計簿を最も利用しているのは20代主婦、「底値表」も活用:MarkeZine(マーケジン)
家計簿は3割の人が記入しており、最も記入率が高かったのは20代で4割近くに達している。また、最も安い価格(底値)を記録する底値表(帳)の認知率は 38.0%だが、「底値表を記入している」と回答した人はわずか4.4%。しかし、底値表は20代での認知率が50%で最も高く、利用状況においても20 代が7.3%で最も高くなっている。
独自のデバイスがあると、独自のメディアが進化するわけですね。
はじけまくり!Amazon“若者向け”モバイルストアとは - 東京ウォーカー
オンラインストアのAmazon.co.jpが7/10にオープンした若者向けモバイル限定ストアの“はじけっぷり”が話題となっている。その名もズバリ「アゲ↑アゲ↑ストア」だ。
ちょっぴりカタいイメージのあるAmazonだが、このモバイルストアのはっちゃけっぷりは相当なもの。若者向けというだけあって、ストア内はテンション高めの“アゲアゲ”な言葉であふれているのだ。
まず、自分の服装などによって商品を限定できる5つのタイプは、“アゲ嬢タイプ”や“egg系GALタイプ”“お兄系タイプ”などいわゆる若者向けのファッションジャンルがずらりと並んでいる。
大丈夫か?Amazon
超ガラパゴス戦略~日本が世界で勝つ価値創出の仕掛け | |
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■目次
第一章 ガラパゴスがこの国を蘇らせる
第二章 超ガラパゴス戦略のフレームワーク
第三章 戦略実行のシナリオ
第四章 超ガラパゴス戦略のケーススタディ
第五章 多極化するグローバル経済
■内容紹介
ガラパゴス化こそが、日本のビジネスを強くしていた?!
日本では携帯電話市場を例に、独自進化して国際規格にあわないビジネスや商品のことをガラパゴス化と揶揄されていた。しかし、この独自進化こそが日本を元気にする要因と著者は捉え、現在の経営資産の見直しから海外進出まで、日本企業の強みを生かしたビジネス戦略を提示している。会社に残すべく特殊技術などの大事な資産と、海外に攻めていく大事な武器を見つける一冊。
■内容(「BOOK」データベースより)
閉鎖された特異な環境下で進化を遂げたガラパゴス群島の動植物にも似た日本の商材やビジネスではグローバル化に対応できず、やがては衰退してしまうだろうという悲観論がある。著者はこのガラパゴス進化こそ日本の強みであると考え「国内に残すもの」と「海外に出すもの」を選別し、競争力を維持するために「模倣されない仕掛け」を設ける「超ガラパゴス戦略」をこの本で提唱している。
■著者について
大学卒業後、イーストマンコダック社に入社。その後、米国ニューヨークにて大学院に進みMBAを取得。1992年、KPMG Peat Marwick監査法人に入社。監査・税務業務・経営コンサルティングに従事。1997年、同社日本事務所設立にあたって帰国。その後大手ハンバーガーチェーン店取締役を経て現在日立コンサルティング取締役。
■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
芦辺 洋司
株式会社日立コンサルティング取締役・マネージングディレクター。大学卒業後、イーストマンコダック社に入社。その後、米国ニューヨークにて大学院に進み MBAを取得。1992年、KPMG Peat Marwick監査法人ニューヨーク事務所に入社。監査・税務業務・経営コンサルティングに従事。1997年、同社日本事務所設立にあたって帰国。その後、大手ハンバーガーチェーン執行役員、経営戦略本部長を経て、現在日立コンサルティング取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
IE8、Windows XP SP3、メモリ1Gという環境で、全部表示されるのに10秒かかった。
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