マンション分譲などを手がける「日本綜合地所」(本社・東京都港区)が大学生53人の内定を取り消した問題で、学生3人が加入し交渉をしていた全国一般東京東部労組(岸本町雄委員長)は2日、同社と協定書を締結し問題が解決したことを明らかにした。
労組によると、協定書で会社側は「精神的負担を含め多大な迷惑をかけることとなり、誠に申し訳ない」と学生に改めて謝罪した。その上で、補償金100万円と解決金の支払いで合意した。補償金は当初42万円が提示されたが、交渉で100万円まで増額され、組合員以外の学生にも同額が支払われた。
3日後に、こうなりました。
asahi.com(朝日新聞社):内定取り消しの日本綜合地所が破綻、学生の心中は複雑 - 就活関連ニュース - 就活朝日 - 就職・転職 2009年2月6日
日本綜合地所から内定を取り消された男子学生(23)は5日、大学内で友人から破綻(はたん)のニュースを知らされた。「やっぱり。そうなってもおかしくないとは思っていた」
昨年12月の会社側の説明会では社長が直接頭を下げて謝罪をしたが、「自分たちの言い訳ばかり」で誠意は感じられなかった。今でも同社が扱う物件は好きだし、魅力も感じている。だが、「正直、こういう体質の企業には生き残ってほしくないと思った」。
会社側は内定を取り消した学生全員に補償金100万円を支払い終えたとしている。「内定を取り消されずにこの時期になって破綻して放り出されるよりは、補償金も払ってもらえてまだマシだったと思うしかない」
この男子学生は現在も就職活動を続けているが、進路は大学に残る可能性も含めて検討中だ。
ほんの1年前には『部下手当て』で話題になっていたんですけどね。
これからの時代、学生の就職活動にも『与信管理』という視点が必須になるのでしょうかね...
与信管理とは - リスクモンスター株式会社
与信とは文字通り「信用を供与すること」です。信用取引においては将来販売代金を現金にて回収できるかどうかは確実ではなく、常に回収できないかもしれないという不確実性をもっています。それゆえに、与信は管理を必要とし、与信管理を通じて販売代金の回収の確実性を高めていくことは企業経営の重要な課題なのです。
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1. 経営管理システムのなかの重要なサブシステムの一つである
2. 販売管理と財務管理をつなぐ管理システムである
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■目次
社長は会社を、ブッシュは合衆国をつぶす
なぜ、人員整理を一番先にしようとするのか
弱い部分を取り除くのは社長の仕事
相手は世界、国内視線では勝てっこない
意思決定を遅くする水田稲作文化
社長は会社で一番の危険人物だ
辛抱、辛抱、相手の言葉でわかるまで
持っていますか?自分の時間と自分の言葉
とっさの判断で会社の浮沈が決まる
騒がれる前にまず自ら発表を
社長の一斉号令が会社を傾ける
法律の上位にある倫理とモラル
社長は嫌なことから先にやろう
辞め時を間違ってはいけません
使いきっていますか、社外取締役
そして今日も会社はつぶれている
■内容(「BOOK」データベースより)
会社経営は常在戦場、毎日毎日が非常時だ。どんなに斬新なビジネスモデルも少しずつ陳腐化し、トップの小さな油断は、会社の膨大なリスクとなってはね返ってくる。六千億円もの不良資産を抱えた大手商社を再建した著者が語る、双日初代社長としての心構えと矜持。
■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
西村 英俊
1942年福岡市生まれ。九州大卒、65年日商(日商岩井の前身)入社、取締役、常務を経て2002年6月から社長。日商岩井とニチメンが04年4月に持ち株会社を設立して経営統合した双日の共同最高経営責任者(CEO)に就任。05年6月新経営計画がまとまり、目処をつけた上で経営責任を取り辞任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)