高齢者はパソコンが苦手―こんなイメージを払拭するような調査結果が発表された。60歳以上の高齢者も、日常的にパソコンやインターネットを使いこなしているようだ。
これで「ふむふむ」とうなずいてはいけない。
高齢者におけるパソコン・ネットの利用動向に関する調査 2008年12月16日|ニュースリリース|NTTデータ経営研究所
調査概要
調査対象:gooリサーチ(*1)・消費者モニターの方(パソコン所有者)
調査方法:gooリサーチを利用したWebアンケート調査
調査期間:2008年9月12日〜2008年9月16日
有効回答者数:1,064人
ネット・リサーチで訊いているのだ。
ネット上のアンケートに答える人間が、パソコンリテラシーが低いわけがない。
乗っかってる人:
Insight for WebAnalytics: 60歳以上のコンピュータ・リテラシーは低くはない 2008/12/18
ネット利用用途では、オンライン証券等取引が60歳未満の倍の割合だ。動画、音楽のダウンロードなどは逆に相対的に低い。
60歳以上の人のネット活用は積極的。ネットPRは年齢に関係なく届く : ネットPR.JP - netpr.jp - 2008年12月22日
親の歳が60歳を超えて、パソコンを覚えてもらうのは大変かなあ、と考えていました。でも思ったより60歳以上の方のコンピューター・リテラシーは低くないそうです。
日常ReCreation » Blog Archive » すみませんなめてました 12月18
高齢者向けのサイトのマーケティングも考えねばだなぁ。
提案時に使えそう。
いけるか!?高齢者インターネットマーケティング|僕とうでわと時々「イーコマース」世界大戦 2008-12-18
趣味や娯楽を充実させるため、
高齢者の利用はかなり高いみたい。
主な利用は、メールや年賀状制作。
まだまだネットショッピングまでは・・・という人が多いみたいです。
ただ、ショッピングやオークションの利用も増えているので、
これから今の若い世代が高齢者になった時、どんどん増えてくるかも?
親父のこだわり道具とか売れんかな〜
疑問を呈している人:
大西 宏のマーケティング・エッセンス:いい加減な調査をして、その結果を堂々公表する会社って信頼できる? - livedoor Blog(ブログ) 2008年12月18日
ネットの利用動向を調べるのに、ネットで調査するというのは、アメリカで日本語のアンケートをやって、ほとんどのアメリカ人は日本語を理解したと言うに等しいということは誰でもわかることです。
データはウソをつく―科学的な社会調査の方法 (ちくまプリマー新書) | |
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■目次
序章 豊かさ指標はなぜ失敗したか
第1章 「社会調査」はゴミがいっぱい
第2章 調査とマスコミ―ずさんなデータが記事になる理由
第3章 研究者と調査
第4章 さまざまな「バイアス(偏向)」
第5章 リサーチ・リテラシーのすすめ
■Amazon.co.jp
数字は、それだけでもっともらしいイメージをかもし出す。「働く女性の6割、職場で性的被害」「自衛隊『必要』84%」「ヤクルトが優勝すると経済成長率低迷?過去4回の平均2%」…。へー、そうなの?しかし、なんだかなあ。
「社会調査の過半数はゴミだ」と、社会調査論を専門とする著者は言いきる。誰が、何のために、ゴミを作るのか。その手口を見抜き、ゴミを減らすにはどうしたらいいのか。この本は、豊富な例をさまざまな角度から検証することによって、社会調査を解読する能力(リサーチ・リテラシー)を基礎から鍛えてくれる。解説されるリサーチ上の過ちは20種以上。読み終えたあなたは、もはや素直ないい人ではなくなっているだろう。新聞を開くたびにツッコミを山ほど入れずにはいられない体質になるのだ。
でたらめな社会調査をまき散らす学者、政府・官公庁、社会運動グループ、マスコミをグサグサとやっつける少々過激な記述も笑えて痛快だ。その実これは志の高い、社会科学の入門書、正しい啓蒙書だ。批判にとどまらず具体的な提案もある。社会調査という穴をコツコツ掘っていたら、この国の抱えるシステムの問題があらわになってしまったのである。
それにしても、なぜこんなことを見過ごしていたのだろう。私を含めて「方法」というものに無自覚で無知な大人たちが構成している社会って何?と、目まいを覚える。(津山 吟)
■出版社/著者からの内容紹介
政府・官公庁・社会運動団体・マスコミが発表する社会調査の大半はゴミである。我々はいかにしたらデタラメ社会から脱却できるか
■内容(「BOOK」データベースより)
世の中に蔓延している「社会調査」の過半数はゴミである。始末の悪いことに、このゴミは参考にされたり引用されることで、新たなゴミを生み出している。では、なぜこのようなゴミが作られるのか。それは、この国では社会調査についてのきちんとした方法論が認識されていないからだ。いい加減なデータが大手を振ってまかり通る日本―デタラメ社会を脱却するために、我々は今こそゴミを見分ける目を養い、ゴミを作らないための方法論を学ぶ必要がある。