2008年10月09日

金融危機の解決法 by 冨山和彦氏

会員制サイト『日経ネットPLUS』のトップに掲載されていたオンライン・フォーラムから引用

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金融危機、良薬は日本に - 新局面迎えた金融不安 - マネーフォーラム - 日経ネットPLUS
世界的な株安の連鎖など金融資本市場の混乱が続いている。米欧6カ国の中央銀行は8日、協調利下げに踏み切ったが、その効果は一時的との見方が多い。かつて産業再生機構専務として日本の不良債権処理に手腕を発揮した冨山和彦・経営共創基盤最高経営責任者は「危機解決のカギは不良資産の厳正な時価評価にある」と主張。日本の経験を世界的規模で生かすことが金融システムの信頼回復につながると語った。

〜中略〜

■金融危機の解決法
 米欧の金融システムが信頼を取り戻すには、日本が経験した以下の手順を踏むことが必要だ。

(1)金融当局は時価会計を維持し、厳格な金融検査によって金融機関の資産実態を明らかにする

(2)公的な性格の資産買い取り機構(資金の出し手は民間でも可)を設立し、不良資産をあくまでも「時価ベース」で迅速に買い取らせる。買い取った資産はあまり時間を置かずに市場に転売して、金融市場の価格形成機能を回復させる

(3)金融当局は把握した資産実態に基づき、不良資産を新たな買い取り機構に売却するよう金融機関に強く働きかける

(4)以上のオペレーションで金融機関の自己資本が棄損したら公的資金で埋める

(5)この間、中央銀行は短期資金の信用収縮を補うべく徹底的な金融緩和と資金供給を続ける

 世界の金融当局は、これらを粛々と不退転の決意で行うというシグナルを一致して市場に送り、かつ迅速に実行すべきだ。失われた10年の末に日本が最後にたどり着いた処方せんを、世界的なスケールで、より整合的かつ集中的に行うことに尽きる。

〜中略〜

 「良薬口に苦し(no pain, no gain)」という。あの当時、小泉政権が不退転の決意で「苦い良薬」を選択したように、米欧各国の政府が賢明な、それゆえに痛み(pain)を伴う政策を選択することを切に期待する。


小泉・竹中時代が再評価されることになるんでしょうか?

この5項目が抜け漏れなく『MECE』なのかどうかは知る由もありませんが、『緊急シンポジウム「自民党総裁選を斬る 〜空気読めない候補者は去れ〜」』で拝見した鋭い眼光を思い返すに、何よりもこういった具体策を一つ一つ実行・検証していくステップに進むべきなんだと思う次第。


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