2008年09月23日

メディアとしてのWebサイトに足りない情報はこれだったんだ!?

「気づくの遅い!」との嘲笑を合点承知の助で備忘ログ

新聞は紙面を4ページに減らし、 ウェブへのポータルに特化すべし|野口悠紀雄が探る デジタル「超」けもの道|ダイヤモンド・オンライン
 前回、「紙は扱いにくいから、新聞の定期購読はやめにして、ウェブで読めばよい」とか、「日本の新聞やテレビは、言葉の壁で守られているだけだ」と述べた。

 もちろんこれは、主張を明確化するために極端な形で表現しただけであり、実際にはそう簡単に割り切れるわけでもない。

 その第一の理由は、紙の新聞には、他のメディアには代替できない役割があるためだ。最大のものは、「見出し」が果たしている機能だ。

 たとえば先日、アメリカ第4位の証券会社リーマン・ブラザーズが破綻した。その日は、日本では新聞の休刊日だった(世界が転覆するかもしれないというのに、何ともノンキなことではあるが、その問題はここでは論じないことにする)。ニュース自体はウェブで知ることができたが、新聞が届くのを首を長くして待った。それは、このニュースがどの程度の大きさの見出しで報道されているかを見たかったからである。つまり、ニュースの内容そのものではなく、その評価を知りたいと思ったのである。

 この情報の提供は、一覧性がある紙の新聞以外には不可能なことだ。これは、重大ニュースに限ったことではない。他のニュースについても一般的に言えることだ。われわれは、「ニュースがどれだけの大きさで、どこに載っているか」を新聞が提供する最重要な情報として捉えている。



これまでわたしは、新聞やテレビなど既存メディアがインターネットなどのデジタルメディアに対して持っている優位性を「一覧性」と位置づけていましたが、それが一段ブレイクダウンされモヤモヤとした霧が晴れた感じです。

紙面とか放送時間とか“空間的”な制約がある中、数ある情報を選りすぐった上で、重要度や緊急度に応じて、掲載する面積や文字数、放送する時間が割り当てられる。

この“空間的”な制約の中で占められる面積というか体積を感じることで、我々は受け取った情報の価値を選別することができるのではないでしょうか?

そう、『タグクラウド』や『キーワードランキング』では、この面積や体積といった“空間的”な価値観を感じることができないんですね。

逆に、インターネットにはその制約がない分、すべての情報をフラットに、しかもリアルタイムに露出できる利点があるのだと思います。


メディア界とIT: ニューヨーク発 こんなビジネス、あんなIT | wisdom
メディア全般
 メディアとITとの関わりでまず取り上げるべきは、その製作工程へ大きな変革をもたらした点であることに異を唱える方はいないだろう。

 全てのメディアは自身の業務という視点から見れば、素材のデジタル化とそれに伴うデータベース化。結果としての執筆/収録/編集/製作業務の効率化と低コスト化は共通している。最終的な成果物まで、(制作者にその技能さえあれば)大手企業が世に送り出しているものと同水準のものを個人が自宅のPCにて製作することが可能となっている。(これらは連載第一回目の『音楽産業』も同様だ)

〜中略〜

 かつて新聞が他の文字媒体に比べ優位性を保つことが出来ていた一つの大きな理由に、その制作者の水準の高さが挙げられる。

 記者も編集者も、長年の経験を持ち十分な訓練を重ねた後に新聞紙上へ寄稿することが可能となるという現在まで連綿と受け継がれているその製作手法は、結果として記事の水準を高度に維持し、要求の高い読者の眼に耐え得るものを作り出し続けることを可能としていた。

 ところが、インターネットの普及により、より多くのコンテンツが必要となってきたことでこの状況にかげりが見えつつある。


問題はここですね。

情報を選別する側のレベル。

CGMによって、わたしのような普通の人(?)がブログのようなメディアを手に入れることができた点は、インターネットがもたらしてくれたイノベーション以外の何物でもないと思います。

一方で、情報洪水・情報爆発と言われるような現象の影響もあって、既存メディアで制作・編集する側に充分な資金(広告費)が回らなくなり、そのレベルが下がってしまう現象もポツポツと散見されるようになってきました。

今日、レガシー・メディアの価値を再認識できたのはいいんですが、低落傾向に歯止めをかけたりV字回復させるのは、結構難しいかもです。

少なくとも、先の記事で『野口悠紀雄』が言うように、『あらたにす』という試みは、何とかして垂直・水平に発展させてほしいですね。


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ご臨終メディア―質問しないマスコミと一人で考えない日本人 (集英社新書)
ご臨終メディア―質問しないマスコミと一人で考えない日本人 (集英社新書)森 達也

おすすめ平均
starsタイトルどおりにメディアに対する批評をメインに持ってきてほしい
stars警察権力の怖さを感じる
stars「考える人」とは・・・
starsメディアにかかわる人は読んでみるといい。もう少し二人の議論が白熱すると良かったかも。
stars部数のためには政府も世界もかなぐり捨てる

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■BOOKデータベースより
政治家の番組制作現場への介入、およびディレクターの製作費着服等で浮き彫りになったNHKの腐敗。そして、日本テレビの視聴率操作問題や、過剰なまでの自主規制。堕落した大手メディアの根底には何があるのか。本書は、「質問しない」「見せない」「懲罰機関化」という3つのキーワードを中心に、新聞・テレビの機能不全を網羅的に検証しながら、抗議を恐れる優等生が垂れ流す報道と、一般市民の善意による共同正犯の関係に、鋭く切り込んでいく。不気味な「世間」に誘導されない想像力を養う、元気モリモリ画期的メディア練習帳。
■目次:
プロローグ なぜ軸がずれるのか
第1章 報道番組の悲惨な現場
第2章 質問しないメディア
第3章 見せないメディア
第4章 懲罰機関化するメディア
第5章 善意の行方
エピローグ いかに軸を据えるか
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■出版社/著者からの内容紹介
抗議が恐い、でも、視聴率が欲しい!?
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■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
森 達也
1956年生まれ。ドキュメンタリー作家。98年オウム真理教を描いた映画『A』を公開。続編『A2』とともに各国映画祭で高い評価を受ける
森巣 博
1948年生まれ。オーストラリア在住のジャンル横断的な異色作家
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

posted by 課長007 at 16:47 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - メディアとしてのWebサイトに足りない情報はこれだったんだ!?
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