2008年08月30日

ITとは労働生産性を高めるための手段に過ぎない

先日参加した『enNetforum SNS, ブログ, RSS, Wiki等を活用した業務改革研究会 第2回EGMセミナー EGMファシリテーション:企業内の「群衆の叡智」を活用する秘訣 −イノベーションを加速する10の人材−』の論議を聞いていて、改めて考えたことを備忘ログ


ITとは、労働生産性を高めるための手段なんだから、何かにつけてROIを求めるのは無駄なことなんじゃないか?


EGMにしろエンタープライズ2.0にしろ、IT投資としてROIを求めるのは愚の骨頂。

そこから生み出される価値は、埋もれていたスペシャリティの発掘であったり、ノウハウの流通促進によって人材の成長スピードが早まるとか“目に見えにくい価値”なわけですから、「教育研修費」や「福利厚生費」など、人件費科目の中で投資判断すればいいんじゃないでしょうか?


労働生産性とは?:サラリーマンの決算書ガイド
・労働生産性=付加価値÷従業員数
・労働生産性は売上総利益を付加価値とみなします。
労働生産性とは?
労働生産性というのは、付加価値を従業員数で割った指標です。従業員1人が新たに生み出した付加価値の金額が分析できます。

企業は材料等を加工して新しい製品をつくったり、新たなサービスを提供することで付加価値を生み出しています。
付加価値が高いということは、それだけ市場において、企業の商品やサービスが評価されていると考えられます。

この指標は、こういった評価を会社の規模に関係なく、その会社が生産性が高いのかどうかを分析するのに有効です。

この労働生産性を高めるには、マーケティングにより消費者ニーズによりあったものを提供していったり、ブランド力を高めることでより高く商品や製品を販売できるようにする必要があります。
また、設備投資を行ってコストダウンをはかるといったことも考えられます。



またこれは、先ほどの記事『IT業界の“エンジニア”に未来はあるのか?』にもつながると思うんですが、現場の人材が今よりクリエイティブでスピーディなテクニカルスキルを求められるようになっていくとなおさら、ROIだとかマネタイズだとか、マネジメント・レイヤーの思考にさける時間は確保できなくなっていくわけで、「スーツとギーク」のような役割分担もはっきりさせておく必要性が高まるんじゃないのかと。

役割分担を語る時、そりゃ一人で全部まかなえる人材が強いことは言うまでもありませんが、例えば「マーケティングとIT」両方に知見を持つ人材なんてそうそういるわけもなく。^^;


あと、↓ITベンダーも、もう少しアタマ使った方がいいですね。

季節の風物詩、大手ITベンダーが再び中堅・中小企業開拓:ITpro
 最近、IT業界の人から「これからは中堅・中小企業開拓だ!」との声を聞くことが多くなってきた。こういう話を聞くと、私は「ああ、景気が悪くなってきたんだな」と思ってしまう。


多くのベンダーは年度の上半期にこういうことを言うんですが、下期に入り数字に困り始めた途端に大企業に擦り寄って数字の帳尻を合わせるので、ブタつかまされた中小企業はほったらかしにされ、無理矢理導入させられたITはゴミとなっていきます。

あー、MOTTAINAI


ITにお金を使うのは、もうおやめなさい ハーバード・ビジネススクール・プレス (Harvard business school press)
ITにお金を使うのは、もうおやめなさい ハーバード・ビジネススクール・プレス (Harvard business school press)ニコラス・G・カー

おすすめ平均
stars梅田望夫さんの本が好きな人にも読んでほしい
starsITにもリスク管理を
stars本質を考えたIT投資を考える
stars薄いのでとりあえず読んでみたら?
starsIT?それがどうした!

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■BOOKデータベースより
「ITの重要性は低下している」。かつてのITは、ライバルに対して優位に立つために活用できるような専有技術であった。しかし今では、「競争に参加するすべての企業が共有するインフラ技術」へと姿を変えた。私たちは、ビジネスにおけるITの歴史の転換点に近づいている。もはやコモディティ(必需品)となった情報技術への投資は無用と説く、全米で大きな論争を巻き起こした問題の書、ついに邦訳。
■目次:
第1章 テクノロジーの変容―新しいビジネス・インフラの登場
第2章 線路を敷く―インフラ技術の本質と進化
第3章 完璧なまでのコモディティ―コンピュータ・ハードウエアとソフトウエアの宿命
第4章 優位性の消滅―ビジネスにおけるITの役割の変化
第5章 企業戦略の崩壊―ITインフラが既存の競争力を破壊する
第6章 「金食い虫」を手なずける―IT投資とマネジメントをめぐる緊急の課題
第7章 夢からさめて―技術の変化の正しい読み方
■MARCデータベースより
ITでは、革新は起こせない! 電気・ガス・水道・IT…。もはやコモディティ(必需品)となった情報技術への投資は無用と説く、全米で大きな論争を巻き起こした問題の書の邦訳。骨折り損を避ける術とは?
■出版社/著者からの内容紹介
現在、私たちは、ビジネスにおけるITの歴史の転換点にいる。つまりITは「誰かのため」の技術ではなく、「誰もが利用できる」インフラへと変貌を遂げ、すでに生産要素の一種でしかなくなっている。このような状況においては、ITへの積極的かつ大胆な投資はまったく無用である。本書は、ITがたどってきた歴史を、他のインフラ(鉄道・電信など)と比較しながら丹念にたどり、急速にコモディティ化したITの現状を描き出すとともに、この成熟したIT社会における企業戦略およびマネジメントについての新しい視点を、豊富な具体例を織り交ぜつつ提示する。「ハーバード・ビジネス・レビュー」誌に掲載された際、激しい論争を巻き起こした論文を基に、今までにない見地を示した画期的論考。
■著者について
ニコラス・G・カー
ダートマス大学で博士号を、ハーバード大学で修士号を取得。1997年から2003年にかけて、『ハーバード・ビジネス・レビュー』誌の上級編集者を務める。現在は、ビジネス・ライターとして、経営戦略・情報技術やその相互関係などを主なテーマに、『フィナンシャル・タイムズ』紙、『ボストン・グローブ』紙などで執筆活動を展開している。また、「インターネットと社会に関するハーバード会議」「ハーバード・ビジネス・スクール戦略とビジネス環境会議」といった会議でも、講演を行っている。
■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
カー,ニコラス・G.
ダートマス大学で学士号を、ハーバード大学で修士号を取得。1997年から2003年にかけて、『ハーバード・ビジネス・レビュー』誌の上級編集者を務める。現在は、ビジネス・ライターとして、経営戦略・情報技術やその相互関係などを主なテーマに、『フィナンシャル・タイムズ』紙、『ボストン・グローブ』紙などで執筆活動を展開している。また、「インターネットと社会に関するハーバード会議」「ハーバード・ビジネススクール 戦略とビジネス環境会議」といった会議でも、講演を行っている
清川 幸美
香川県小豆島生まれ。津田塾大学国際関係学科卒業。メーカー勤務を経て、翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



posted by 課長007 at 15:16 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - ITとは労働生産性を高めるための手段に過ぎない
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