2008年08月09日

酒井譲さんがオランダのプレゼンテーションを上手に見せてくれたので、あたらしい戦略の理解が深まった件

ディスカヴァー社長室blog: 「課長の教科書」酒井穣さん、もうすぐ一時帰国! 記念講演! ●干場
何回か予告してきて、アマゾンでの予約も始まっていた今月の新刊が、本日、発売になりました! まずは、そのうち、酒井穣さんの「あたらしい戦略の教科書』の耳より関連情報を。



アルファ・オランデーズに逢ってきた あたらしい戦略の教科書・出版記念 著者・酒井穣 独演会 with dankogai (笑)

昨夜の講演『アルファ・オランデーズに逢ってきた あたらしい戦略の教科書・出版記念 著者・酒井穣 独演会 with dankogai (笑)』』の最後に、酒井譲さんが「聴講された感想を『ブログ』にコメントください!」「わたしのブログは『酒井 オランダ』でググってもらえれば1位に表示されてますから」とおっしゃったもんですから、『酒井 オランダ』の検索トップ10を盤石にするために、拙ブログもtitleタグとリンクで応援させていただきます。

これ、一時的にはSeesaaブログとexciteブログの評価によって、当初は逆転現象が起きたりするんですが、拙ブログからこうやって『酒井穣さんのブログ』にリンクしていますので、「『酒井 オランダ』の本家は『NED-WLT』であると検索エンジンが認めてくれるまでの経過措置ですからご安心ください。

こんなSEO施策は、それこそ『dankogai』のような力のあるサイトから施してもらった方が効果があるわけですけどね。

そしたら、↓こちらが1位でした。^^;
オランダの酒井穣さんと・・・ - SHINOBY'S WORLD
この本やこの本をお書きになったオランダ在住の酒井穣さんに初めてお会いしました。

書籍やブログを拝見していたので、自分の中でイメージが勝手に出来上がっていたのですが、その想像は良い意味で裏切られることになりました。

おとなしい、物静かな、エンジニアのようなタイプを予想していたのですが、お会いした酒井さんは、体格の良い、とってもおしゃべりな、エンジニアだけどエンジニアっぽく無い人でした(笑)。同じようなことを思う人は多いようで、文章と本人のギャップが面白かったです。



で、戦略の理解が深まった件ですけど..

「測定できないものはコントロールできない」

昨夜の速報記事にも記載したように、酒井譲さんのプレゼン中に発せられたこのコメントが刺さったわけですが、

・“何か”を成し遂げるために戦略を立てる。
・その戦略とは、目的地までのルートを決めることであり、
・合わせて、「やらない事」を決めておくことでもある。
・目的を達成するためには、コントロールが必要。
・そのために定量的な目標を設定し、数値管理によってコントロールを容易にさせる。

そして、書籍の帯にも書いてある通り「現場からのボトムアップ戦略が必要だ!」「トップより、現場にこそ戦略が必要だ!」というところが、酒井穣さんが『あたらしい戦略の教科書』で発したメッセージと理解してます。

詳しい書評は著者の『はてブ』や賢人たちのブログをご参考ください。

404 Blog Not Found:何があたらしいか? - 書評 - あたらしい戦略の教科書
それは、「戦略は誰のものか」、ということである。この点こそが、「あたらしい」のである。

かつて戦略というのは、「上」が立てるものであった。国の戦略は大臣が立て、会社の戦略は重役が立て....家庭においても(もし立てる必要があれば)家長が立てるものであった。それ以外の者は、戦略の実行に関与することはあっても、戦略を理解している必要もなければ、その戦略に責任を持つ必要もなかった。戦略とは、「やつら」のもの(their strategy)であったのだ。

これからは、違う。これからの戦略は、「われわれ」のもの(our strategy)でなければならない。国の戦略は国民に共有されねばならないし、会社の戦略は役員だけではなく、株主にも従業員にも共有されねばならない。



『あたらしい戦略の教科書』酒井 穣・著│「ビジネス・ブック・マラソン」バックナンバーズ
今回の本は、そんな著者が、戦略論の基本と情報収集・分析、そして戦略実行のプロセスまでを、わかりやすく論じた一冊。

一般のMBAのイメージからは想像できないウェットな視点がこの著者の持ち味ですが、今回の戦略論も、時代の変化や現場での実行を踏まえた現実的な議論で、じつに参考になります。

個人的には、著者の人間観が色濃く出た前作の方が魅力的でしたが、こちらも戦略の教科書として、じつにわかりやすい良書です。

経営者として、正しい意思決定ができるようになるために、またこれから経営者を目指す人が経営センスを身につけるために、ぜひ読んでおきたい一冊です。



【戦略】「あたらしい戦略の教科書」酒井 穣:マインドマップ的読書感想文
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、デビュー作、「はじめての課長の教科書」が10万部を超えるベストセラーになった、酒井 穣さんの新刊。

すでに大御所2トップはご紹介済みです(笑)。

◆前著は、中間管理職向けのマネジメントの本として高く評価されましたが、とりあえず「一人で仕事している」私にとっては、本書の方がツボ。

なんたって、ワタクシ、「自称・企み系」ですから(笑)。



そんな戦略立案のケーススタディとして、書籍でも紹介されている3CとSTPを組み合わせたフレームワークを起点に、昨夜のプレゼンテーションは構成されていたように思います。

▼なぜ、酒井穣はオランダに渡ったのか?
ハイテク分野において強豪ひしめくレッドオーシャンのシリコンバレーではなく、ポジショニングで差別化できるオランダを選択

▼なぜ、オランダの戦略は日本より優れているのか?
まず、イギリス、フランス、ドイツという大国に囲まれ、国土の25%が海面下という地理的・地勢的な理由によって、自国の存続と繁栄に知恵を絞ってきた歴史がある。
「マリファナや麻薬、飾り窓で有名な売春宿やギャンブルさえもマネジメントする」「ワークシェアリング」「衣服を着たままの水泳」などなど、オランダの戦略についてケーススタディ方式でわかりやすく解説していただきました。


そこで一つ、質疑応答の際に自身の仮説を質問として投げてみたかったんだけど、リサーチしてみてからということでここで提起してみます。

まずはオランダについて、

オランダ - Wikipedia
オランダ王国(オランダおうこく)、通称オランダは、西ヨーロッパの立憲君主制の国。海外領土としてカリブ海に6つの島を有する。憲法上の首都はアムステルダムだが、政治の中心は王宮や国会の所在地であるハーグ。 ヨーロッパ北西部に位置し、東はドイツ、南はベルギーと国境を接し、北と西は北海に面する。ベルギー、ルクセンブルクと合わせてベネルクス三国と呼ばれる。 ヨーロッパの交通、交易の要所。リベラルな政策、気風。人口密度が高い。堤防により囲まれた低地。チーズ、チューリップ、風車で有名。有名な画家を多く輩出している。



割と知っている人が少ないと感じてるんですが、オランダは王制で、国民に親しまれる『女王』がいるんです。

実は課長007、25歳の頃にオランダとのビジネスに取り組んでいました。

とあるソフトウェア開発会社がシステム開発を請け負った縁で、半官半民のオランダ企業『Shipside』の日本法人を作ることになり、そこで働いていた時期がありました。

日本法人にもオランダ人の取締役がいて、食事の席だったかで彼が女王のことを「My Queen」と呼んでいたのです。

その彼は、名前に「van」という男爵(?)の称号がつく家系で、当時父親がオランダの郵政大臣をしていたという環境の特性もあったとは思いますが、少なくとも日本で天皇のことを「我々の天皇」と気軽に称する人に出会ったことがない私としては、結構な衝撃を覚えた記憶があります。

昨夜の講演でも、オランダの国内統治はいくつかの宗教的な背景を持った集団のリーダーたちの合議制によって行われ、戦略性を持った決定事項の推進力に大きな強みを持っていると紹介されていましたが、そのリーダーたちの決定にお墨付きを与え実行を促進させるために、オランダの王制と王室が果たした役割は決して小さくないと思うのです。

これが昨夜、労働生産性や国際競争力におけるオランダと日本との比較ポイントとして質問したかった点の一つです。

ちなみに、この「Shipside」で手がけたビジネスもご紹介しておきます。

「Shipside」は半官半民で、オランダのスキポール空港に店を構えていた自動車販売会社です。

なぜ空港か?というと、ちょっとリッチなアメリカ人をターゲットにした「風変りなレンタカー」ビジネスです。

ヨーロッパ旅行の際に自分で車を運転するだけなら普通のレンタカーで済ませられるわけですが、ちょっとリッチな層は、そこで気に入った欧州車をそのまま自国に持ち込んで乗り続けたいと言うそうです。

そんな需要に対して、「Shipside」にはオランダのフラッグシップキャリアである『KLMオランダ航空』が出資しており、スキポール空港から車を空輸するビジネスが紐づいていたわけです。

バブル絶頂だった日本では「欧州車」が一般化する中で、正規輸入されていないブランドや車種を「個人輸入」することが秘かなブームになっており、「Shipside」に対しても結構な数の日本人が購入依頼を出していたので、その事務手続き代行をフロント業務として、自動車の輸出入という事業をメインに起業されました。

・日本人向けに、欧州車の輸入代行がビジネスになる
・日本人が所有する欧州のヒストリックカーやクラシックカーを、レストアするビジネスがある
・スキポール空港は、ロンドン・ヒースロー、フランス・シャルルドゴール、ドイツ・フランクフルトなど、名だたる空港と肩を並べるハブ空港
・オランダ人はデカい
・オランダ人のメシはマズい

色んな知識と経験の得られた会社で、オランダでの研修や下手すりゃ出向なんて機会もあったはずなのに、自社の資金難と共に親会社だったソフトウェアハウスがCSKに買収されたことによる影響を受け、残念ながら解散・廃業に至っています。


そして、もう一つ質問したかったのは、書籍自体のマーケティング戦略についてです。

これは出版社の『ディスカバー21』さんにもお聞きしたいんですが、

酒井穣さんの著書のターゲットは?

という点です。

ミドル・マネジメントやその予備軍という広義のターゲティングはよくわかるのですが、昨夜の講演会の3分の1ぐらいが女性で、しかもF1層と思われる世代が目についたことに、正直驚きました。

2冊の書籍のターゲティングやそのペルソナといった「マーケティング戦略」について、ぜひぜひお聞きしたいです。


戦略の不在が日本を不幸にしている

そんなコメントがあったのは、日本の窮状を何とかするために、帰国して新しいビジネスを立ち上げることへの意志表明

だったら何かご一緒できるといいなぁーなどと、思い抱かせていただいた講演会でした。

以上、長いけれど身のない内容で申し訳ありませんが、講演会参加レポートとさせていただきます。


ホンっと、昨夜のビールはウマかったです!!


あたらしい戦略の教科書
あたらしい戦略の教科書酒井 穣

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■BOOKデータベースより
戦略の定義、情報収集と分析、戦略の実行―etc.現場のビジネスマンが知っておくべき戦略のエッセンス。
■目次:
第1章 戦略とは何か?(戦略とは「旅行の計画」である
大学受験の戦略を考える ほか)
第2章 現在地を把握する―情報収集と分析の手法(情報力が戦略を簡単にする
集めるべき情報・行うべき分析とは何か? ほか)
第3章 目的地を決定する―目標設定の方法(目標は何のためにあるのか?
目標設定の怖さを理解する ほか)
第4章 ルートを選定する―戦略立案の方法(戦略は本当に必要なのか?
スイート・スポットをシェアし、戦略を育てる ほか)
第5章 戦略の実行を成功させる(人を説得するための方法論を知る
組織トップのコミットメントをマネジメントする ほか)
■内容紹介
●現代ビジネスでは現場からのボトムアップ的な戦略が必要だ!
多様な情報が飛び交う、複雑で変化の早い現代のビジネス環境では「現場の判断」の重要性が高まっています。
戦略とはトップダウンで実行を指示するものではなく、むしろ現場のリーダーや現場に近い専門家が、ボトムアップ的に立案し実行するべきものになってきているのです。(この視点が本書の"あたらしさ"の1つです)
多くの戦略書は、情報の分析手法であるフレームワークに多くのページを割いていますが、重要なのはフレームワークを用いた「分析」だけではありません。
戦略の難しさは、むしろ「実行」にあります。
そのため、本書では最終的な「実行」の成功から逆算して、戦略を5つのステップで学ぶ構成としました。(この点が、本書のもう1つの"あたらしさ"です。)
だれもが自分の「人生・キャリアの戦略責任者」です。
戦略的発想を持つことで、自分自身の目指す方向が明確になり、実現の可能性が高まるとともに、そのプロセスが充実したものになります。
現場のビジネスマンが戦略を身に付ける意味は小さくありません。
戦略を「現場よりの責任者」として立案される「現場のリーダー」、
そして戦略の実行にあたる「現場のビジネスマン」の方にぜひ読んでいただきたい1冊です
■著者からのコメント
この本は、「本で、もっと、世界にいいこと」Chabo!(チャボ)への参加書籍です。印税の20%が世界中の被災民・難民への教育・自立支援にあてられます。
■著者について
酒井 穣(さかい・じょう)
1972年、東京生まれ。慶應義塾大学理工学部卒、オランダTilburg大学TiasNimbas Business School経営学修士号(MBA)首席(The Best Student Award)取得。
商社にて新事業開発、台湾向け精密機械の輸出営業などに従事。後、ヘッドハンター経由でオランダの精密機械メーカーに転職し、オランダに移住する。
主に知的財産権本部に所属し、技術マーケティングや特許ポートフォリオの管理を担当する。
オランダの柔軟な労働環境を活用して、現在も知的財産権本部での仕事に精力的に取り組みつつも、2006年末に各種ウェブ・アプリケーションを開発するベンチャー企業であるJ3 Trust B.V.を創業し、最高財務責任者(CFO)としての活動を開始する。
2008年4月より、母校TiasNimbasのMBAプログラムにて臨時講義を受け持つ。
前著『はじめての課長の教科書』(ディスカヴァー)は、発売開始3ヶ月で10万部のベストセラーに。
ブログNED-WLTの管理人。
印税寄付プログラムChabo!(チャボ)参加著者。

posted by 課長007 at 19:35 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 酒井譲さんがオランダのプレゼンテーションを上手に見せてくれたので、あたらしい戦略の理解が深まった件
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