2008年07月23日

価格競争力維持のために労働生産性を下げる愚策

厚生労働省の労働経済白書という裏の意志を織り込んでも、愚策には変わりないということで

このしっぺ返しは、早いところで昨年度あたり、遅いところでも今期決算からジワジワと現れてきているんじゃないでしょうか?


職場2.0

早いとこ実行できたとこが勝つ


そう願うばかりです


ウソか本当か〜「ニッポンの労働生産性が低いのはサービス業が悪いから」:NBonline(日経ビジネス オンライン)
「日本の労働生産性は米国よりも低いのはサービス業があるから」?
 「日本の労働生産性は米国の71%に留まる」(2005 OECDデータ)。あなたはこの分析結果を聞いて、妥当な結果だと感じるだろうか。もっと高いはずではないか、そう感じる人も多いのではないか。しかし、OECDデータだけでなく、他の統計を見てみても、同様の結果が指摘されている。日本の労働生産性は決して高くない。 ただし、この労働生産性の低さには理由がある。それは「サービス業」の影響だ。

 「オイルショック」や「アジアからの追い上げ」といった向かい風を「カイゼン」に代表される徹底した効率化によって切り抜けてきた製造業は、米国とほぼ同水準の労働生産性である。だが、サービス産業は米国と比較して格段に低い。社会経済生産性本部の分析によると1991年から2005年の15年間で製造業が毎年生産性を平均3.1%上昇させてきたのに対して、サービス業は年率0.3%の伸びに留まっている。

 国内の就業人口の約65%を占めるサービス業。その低い生産性が、日本全体の競争力の伸びを減速させている。
(本連載でいう「サービス業」とは、いわゆる3次産業を指しており、1次・2次産業以外の幅広い業種を含んでいる )


IT・ネット業界でハードウェア以外のモノやサービスを提供している方々が、セミナーのアンケートやWebフォームの入力の際に自分の会社を「サービス業」と選択しないことに大きな違和感を持ってます。

「その他」を選んで、「IT」「ソフトウェア開発」「インターネット」とか書く人が結構いるんです。

第一次産業、第二次産業、第三次産業のどこに自社が属するのか?社内で教育してもらっていないんですね。(泣)


厚生労働省:平成20年版労働経済の分析(要約版)〔平成20年7月22日閣議配布〕

仕事の満足度は低下している――労働経済白書 − @IT
2008/07/22
 厚生労働省は7月22日、2008年版の労働経済白書を発表した。「働く人々の意識と仕事に対する満足感」について分析しており、1990年代以降の企業の就業制度や賃金制度が要因となって、労働者の満足感が長期的に低下しているとした。

 「仕事の満足度の推移」についての調査結果では、1990年代には「雇用の安定」「仕事のやりがい」「休暇の取りやすさ」「収入の増加」のすべての項目で悪化。ただし、近年は景気の回復に伴って「雇用の安定」に対する満足感は改善している。「収入の増加」や「仕事のやりがい」に対する満足感の改善は、「雇用の安定」に比べると小さく、「休暇の取りやすさ」に対する満足感は悪化している。


成果主義の運用見直し指摘 08年版労働経済白書
 厚生労働省は22日、2008年版の労働経済白書を発表した。バブル経済崩壊後、企業が導入した業績・成果主義的な賃金制度の弊害を指摘し、運用などの見直しを求めたほか、パートなどの非正規雇用の増加については、労働者の仕事に対する満足度を低下させるなど問題が多いと分析。多くの日本企業が実施し、業績回復に一役買った人事政策に、白書が疑問を投げかけた形だ。

 これまで政府が進めてきた労働法制の規制緩和の結果、非正規雇用の代表格の派遣労働者が増加しており、こうした政策の検証も求められる。

 白書は、企業が導入した業績・成果重視の賃金制度について、制度を望む社員の仕事への意欲を高めるものの、処遇や賃金に満足できない労働者も多く「必ずしも成功していない」と結論付けた。

 その上で、制度の適用範囲を見直し、労働意欲の向上につながる部門に限定して積極活用するほか、評価基準を明確化するなど制度の運用改善が必要と訴えた。


仕事の満足感低下、成果主義は成功せず…労働白書 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 厚生労働省は22日、2008年版「労働経済の分析」(労働経済白書)を発表した。

 長期雇用につながる正規従業員として就職したいのに、パートや派遣などの非正規労働者として働く人を「不本意な就業者」と定義した。企業が、1990年代の景気低迷以降、人件費削減のために採用を正規から非正規にシフトして非正規が増えた結果、労働者の仕事の満足感が長期的に低下していると分析した。

 今回の白書は開始60年目で初めて「働く人の意識」を分析テーマとした。近年の労働者の意識変化が「日本型雇用慣行」の年功型賃金と長期雇用の見直しでもたらされたと見るためだ。


成果主義の改善を提言 労働白書、働く人の満足度低下
 舛添要一厚生労働相は22日の閣議に2008年版の「労働経済の分析(労働経済白書)」を報告した。1990年代以降、多くの企業が導入した業績・成果主義的な賃金制度について「実際には労務コストの削減が主目的だった」と指摘。成果主義の適用範囲を意欲の向上に役立つ部門やグループに限定するとともに、評価基準を明確にして不公平感をなくすといった運用の改善が必要だと提言している。

 今回の白書は「働く人の意識と雇用管理の動向」と題し、初めて労働者の仕事に対する意識をテーマに採り上げた。「仕事のやりがい」や「雇用の安定」「収入」に対する労働者の満足度は長期的に低下傾向にあることを示すデータを掲載。企業が正社員を減らし、パートなどの非正規社員を増やしてきたことがその原因と分析している。

 仕事に対する満足度を高める対策としては、長期的視点に立った人材育成が必要だと強調した。(11:55)


asahi.com(朝日新聞社):非正規雇用頼み、生産性の停滞に 労働経済白書 - ビジネス
 企業が競争力強化のために進めた正社員の絞り込みとパート・派遣など非正規雇用の拡大が、かえって生産性の上昇を停滞させている――。厚生労働省が22日発表した08年版「労働経済の分析」(労働経済白書)はこう指摘した。その上で、日本型の長期雇用に戻って人材育成に力を入れ、1人の生み出す付加価値を高めることが、人口減少社会で経済発展を持続させるカギと提言した。

 今年の白書は、労働力がどれだけ付加価値を生み出したかを示す労働生産性の推移と、就業者数や非正規労働者の割合との関係に着目した。


「売り手市場の終焉」 正社員になれない時代のサバイバル戦略 :: INSIGHT NOW!
2008年7月23日 12:27
厚生労働省が発表した「08年版労働経済白書」で、正社員、とりわけ製造業での正規労働者はマイナス1.2%がさらに加速し、1.9%に進んでいることが指摘されています。中途採用はもちろん、「空前の売り手市場」と呼ばれた新卒採用ですらも、企業は景気後退を敏感に感じ取り、どんどん引き締めを始めています。こうした採用氷河期再来!?の予兆をどう捉えるべきなのでしょう。



ホワイトカラーは給料ドロボーか? (光文社新書 305)
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■BOOKデータベースより
日本のホワイトカラーの労働生産性は、本当に低いのか?メディアなどでよく報じられる労働生産性の国際比較によれば、OECD(経済協力開発機構)加盟三〇カ国中一九位、主要先進七カ国(G7)のなかでは最下位となる。しかしこれは、ブルーカラーも含めた労働者全体の労働生産性であって、ホワイトカラーの生産性だけを抜き出したデータは存在しない。本書では、入手可能なすべてのデータをもとに、あらゆる角度から日本のホワイトカラーの実力を論じる。
■目次:
プロローグ 法案提出見送りとなった「ホワイトカラー・エグゼンプション」(全就業者の過半を占めるに至ったホワイトカラー
労働改革によって正社員ホワイトカラーは締め付けられるのか? ほか)
第1章 本当に日本の生産性は低いのか(日本の労働生産性はG7ではビリ?
日本の労働生産性は実はそれほど低くない ほか)
第2章 残業はなぜ増える(ホワイトカラーの労働生産性は一部の優秀な社員によって支えられている
統計上、労働時間は短くなっているが… ほか)
第3章 ホワイトカラーの給料はどうやって決まるのか(給与は限界生産性の水準に決まる
お金は欲しいが働くのは嫌う労働者 ほか)
第4章 日本のホワイトカラーはどこへいくのか(要素価格均等化定理とは
グローバリゼーションの光と影 ほか)

posted by 課長007 at 02:13 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - 価格競争力維持のために労働生産性を下げる愚策
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