2008年07月03日

イノベーションを推進できる職場

どこかのセミナーに申込んで、1年間無料購読させていただいている『日経情報ストラテジー 2008年8月号』で「職場2.0」特集を読みました。

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特集2
組織の壁を壊せ!ワイガヤ職場2.0の作り方

「業種・規模を問わず、トップが決断
新型オフィスが現場の革新力を高める
・DOWAホールディングス
・ファーストリテイリング
・ゴルフダイジェスト・オンライン

形だけではワイガヤの火は消える
落とし穴にはまらない5つのポイント
・米マース
・ユニ・チャーム
・日本コムシス
・あらた監査法人
・NTTドコモ

日本に向く「クリエイティブ・オフィス」
トヨタ生産方式と基本コンセプトは同じ
野中郁次郎・一橋大学名誉教授インタビュー

 仕事の進め方を改革するために、オフィスの在り方を大胆に見直す企業が増えている。ノートパソコンを片手に自由に席を選べるフリーアドレスはその典型だ。気軽なコミュニケーション、つまり「ワイガヤ」を促すことを狙う。部署に関係なく、誰もが頻繁に意見を交わすことで、斬新な知恵を引き出しやすくする。現場の知識創造効果を高める「ワイガヤ職場2.0」の作り方を教えよう。



要は「フリーアドレス導入のススメ」みたいな構成なんですが、それはあくまでもハードウェアの世界ですから、それだけでイノベーションが生まれるわけはありませんよね。

それを支える文化・風土の変革や、支援ツールとしてのITまで含めないと効果は出ないのでしょう。

実際には、特集1と連動しているんだと。

特集1
トヨタ流「人の育て方」技監が抱く危機感

提言編/技監が抱く危機感
「しつこく取り組む力が弱っている」

事例編/チームリーダーとは
傾聴でき、一生懸命な「兄貴」が
カイゼンを支える
・関東自動車工業 東富士工場車体部第31ボデー係の佐久間 裕治氏
・内川晋相談役(前代表取締役会長)インタビュー

育成法その1・製造リーダー編/トヨタ車体
「広角レンズ」の視野持たせ問題解決力を鍛える

育成法その2・営業リーダー編/日野自動車、豊田自動織機
情報活用と合宿討論で目標達成へのしつこさを強化



ここでピンッときたのが「関東自動車工業 相談役 内川晋」のインタビュー部分です。

知識 意識 行動 知恵

知識と意識と行動が統合されて知恵が生まれる

だから現場には「勉強しろ」「知恵を出せ」と口を酸っぱくして言い続けている



ITProにも関連しそうな記事を発見。

イノベーションを阻害する三つの要因がオフィスにまん延している:ITpro
まずは,この図を見ていただこう。

 「PEOPLE MAKE THEIR MEANING」と読んだ人が,多いのではないだろうか。アルファベットの下半分が欠けているように見えるため,想像で補いながら,そこに何らかの意味を見い出そうとする。これは人間の脳の自然な働きである。

 そして,そのような人間の脳の働きこそが,“企業のイノベーションを阻害する要因”の一つなのである。空白を自分勝手に埋めて,理解した気になってしまう。

 日常の業務の中で,似たようなことがいくらでもある。例えば,顧客の動向を見て,こんなことが起こるはずだと決めつけてしまう。新聞の見出しを読んで本当の意味が分かったと思い込んでしまう。そんなことが毎日起きている。

 冒頭の図で隠されていた下半分を見てみよう(ここをクリック)。

〜中略〜

 ウージャック氏は「イノベーションを阻害する三つの要因がオフィスにまん延している」という。

 一つ目は「Change Blindness(変化に対する盲目)」。ビジネスの世界では,あまりにも多くの変化が起きている。顧客も変わるし,競合も変わるし,新技術も出てくる。人間は,あまりにも多くの変化に直面すると,神経系統の一部が閉じてしまう。少しの変化があるときよりも,多くの変化があるときの方がかえって盲目になってしまう。顧客や競合,技術の変化に気づかなかったり,気づいても遅すぎることになってしまう。

 二つ目の問題は「Continuous Partial Attention(継続的・部分的な注意力)」。マイクロソフトのあるリサーチャーが北米のビジネスパーソンの置かれている状況を表すために作り出した言葉だという。その意味は,ある仕事をしているとき,その仕事に向けられる人間の注意力は半分しかない。残りの半分はどこかほかに向いているということだ。ミーティング中でも,メールが届いていないか気になる。注意力が継続せず,分散しているがゆえに,全身全霊でその仕事に向き合えない。英国のある学校の調査によると,1日75分以上メールをしている人たちはIQが10ポイント下がるという結果が出ている。アルコールで酔っぱらってもIQは5ポイントしか下がらないのにである。

 三つ目の要因は「Fill in a Blank(空白の充てん)」。これが,冒頭に紹介した“思い込みの問題”である。人間の脳は,本当は何の意味もなくても,空白があるとそれを埋めようとする。企業がそのような状況に入ると,まるで夢を見ているような状態になり,本当の現実が見えなくなってしまう。

 「この三つがあるから,インテリジェンスの度合いが下がり,イノベーションが阻害されるのだ」とウージャック氏は言う。イノベーションは偶然生まれるのではない。イノベーションは,意識的な行動によってもたらされる。意識的な行動とは,この三つを排除していくことにほかならない。



ふむふむ

> アルコールで酔っぱらってもIQは5ポイントしか下がらない

勉強になりました。( ← そこかよ!)


そしたら今度は『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2008年08月号』でもこんな特集です。

特集:「協力する組織」のマネジメント
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▼ブレークスルーを生み出す
マッキンゼー流ブレーンストーミング術

▼組織のやる気を自発的に引き出す
フェア・プロセス:協力と信頼の源泉

▼次世代環境を疑似体験する
オンラインRPGは「協働する組織」の実験場

▼35年、3000組の夫婦の分析に学ぶ
パートナーシップの心理学

▼環境、プロセス、リーダー行動から判定する
「学習する組織」の成熟度診断法

▼アラインメント・マトリクスによる意思疎通の改善
プロジェクト・チームの対話不足を防ぐ法

▼シミュレーション調査でわかった
プロジェクト・マネジャーが陥る「経験の罠」



『働くニホン』の『職場崩壊』は国を問わず、共通認識ってことになってきているんでしょうかね?


追記

フリーアドレスで築く「ワイガヤ職場2.0」:ITpro
 執務席を社員が自由に選べるフリーアドレスは、日本HPや日立製作所などIT(情報技術)ベンダーに採用事例が多い。顧客企業ごとにプロジェクトチームを組み、長時間外出している社員が多いため、社員数よりも少ない数の机と席しか用意しなくても不自由しないからだ。プロジェクト単位で一時的な“島”を形成しやすい点も適している。経営側から見ると、ファシリティーコストを削減できるメリットがある。



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■BOOKデータベースより
日本的な企業経営の経験を踏まえて、第一級の経営者と研究者が新しい時代の価値創造のあり方を問う。
■目次:
序章 価値創造の構造と基軸
第1章 価値創造を語る
第2章 相対から絶対の競争へ
第3章 市場原理と人間原理の綜合
第4章 環境変化への柔軟かつ機敏な対応
第5章 社会に対する価値創造
第6章 イノベーションへの情熱
第7章 価値創造の実践
第8章 価値創造のリーダーシップ

posted by 課長007 at 00:17 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする はてなブックマーク - イノベーションを推進できる職場
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